第3回 FC本部の探し方

2010/12/08 13:22 に 編集部担当 が投稿   [ 2010/12/08 13:53 に更新しました ]

開業したい業態が見つかったら次はFC本部を探しましょう。この章では飲食店FC本部の情報収集の仕方とそのチェックすべきポイントを解説します。 

まずはどのようなFC本部があるか調べましょう

 あなたが加盟したい業態の飲食店FC本部はどのようにして調べればよいのでしょうか。身近な方法としては書店に行き、FC関連の雑誌を購入して調べる方法とインターネットを利用して調べる方法があります。

 

書籍や雑誌の場合は最新の加盟のための情報や、説明会等の案内が入手できますし複数のFC本部を比較検討できるメリットがあります。書店に足しげく通えばあなたにとって有益なFC関連の雑誌や書籍にめぐり合える場合があります。反面FCに関する雑誌は加盟店の募集広告が主な収入源ですから、おおむね良いことばかりしか記載されていない場合がありますので注意が必要です。

 

インターネットで調べる場合にはパソコンさえあれば自宅や会社で手軽に調べられます。ヤフーやグーグルといった検索サイトを上手に使って調べると、成長過程の良いFC本部のホームページにアクセスできるかもしれません。この方法での注意点は検索キーワードの使い方です。例えばカフェ関連のFCを調べようとする場合、「FC本部 カフェ」のようなキーワードで検索すると結果に表示されるのはインターネットカフェのFC本部のサイトがずらりと並んで、飲食店関連のサイトには中々たどり着けません。このような場合には必ず「飲食店」「ダイニングカフェ」といったキーワードを含んで検索をすると比較的容易に飲食店FC関連のサイトにたどり着けます。

 

街の中はFCビジネスの宝庫

 街の中を歩いていてもそこは飲食店FCの情報収集の宝庫であると言えます。大手チェーンのお店があれば、その場所の立地や客層など参考になる場合がありますし、入店してメニューやサービスレベルなどを、ご自身で調べることも可能です。どこかで飲食店の新規開店があれば、そのお店は新興のFC店かもしれません。FC店かそうでないかがわからなければ、勇気を出してお店の人にこのお店はFC店かを聞いてみるのもいいかもしれません。運がよければ本部の連絡先や内容を教えてもらえるかもしれませんし、加盟店のオーナーに直接話を聞けるチャンスがあるかもしれません。

 

FC本部の情報収集に必要なのは、常にアンテナを張り巡らしておくことです。そうすることで日常の生活の中でもFCに役立つ情報が手に入れられる機会が増えるのです。そしてそのような機会にあったらそのお店をよく観察してください。

 

このとき役に立つのが「5W2Hの法則」です。どのような場所で(WHERE)、どのようなお客が(WHO)、どういった目的で(WHY)、どの時間帯に(WHEN)、どのようなメニューを(WHAT)、どのように(HOW TO)、いくらぐらいで(HOW MUCH)、利用しているのかを観察してゆくと、そのお店の概要がわかると思います。一度やってみてください。 

 

あなたに合ったFC本部探しのポイント

 以上のようにしてあなたに合ったFC本部を絞り込んでいくのですが、そこにはいくつかのポイントがあります。まずは前章までに述べた開業資金では無理がないかどうか、ご自身が本当にやりたい業態であるのかに加え、ご自身の性格や年齢等にあったお店なのかどうかや、そのFC本部が成長段階にあって将来的にも有望なのか、業態としての競争力はあるのかということです。

 

例えば人付き合いが苦手な方が高度な接客やサービスを売りにしているFC本部の加盟店になっても、そのオペレーションに慣れるまでにはかなり努力が必要になりますし、そもそも飲食店というコミュニケーションが重要な業種でいいのかと言うことにもなります。年齢も上がればどうしても体力的にはつらいことも多くなりますが、そもそも飲食店は体力勝負の面がありますからそれをクリアできるかと言う問題も生じてきます。

 

それから今は成長段階で大きなチェーン店でなくても、大きな成長力を秘めていて将来大きなチェーンになる可能性のあるお店もあるでしょうし、今はある程度の規模でもチェーンとしての成熟期をすでに越えてしまっていて、衰退していく可能性が高いチェーンもあります。

 

今は大手のFC本部だから安心、聞いたことがないチェーン店だから危ないではなくご自身のアンテナを最大に張り巡らして、その答えを探り出す努力をしていく必要があります。ご自分の五感をフルに使ってご自身にあった将来性のあるFCを探し出してください。

 

そこで次章以項はFC本部にコンタクトを取る方法と、その時の着眼点のポイントや注意点を述べてゆきたいと思います。